災害時に地域で唯一、リアルタイム交通情報を放送

　当社は、大牟田市、みやま市、荒尾市、及び福岡県、
その他の地元企業様等の出資による第3セクターとして昭和62年に設立されて以来、
情報通信技術と情報サービスにおけるお客様二ーズの変化に対応しながら、
インターネットの利活用促進や地域情報ネットワークの構築、
システム開発・運用、通信回線の整備などによる地域情報化への取り組みを通して
町の活性化と地域コミュニティの形成に携わってまいりました。

　そんな中、高齢化が進む本地域において、インターネットの利活用が困難なために生まれる情報格差を解消し、
地域の活性化とコミュニティの形成、また災害時の情報発信ツールの一つとしての必要性から、
新規事業として平成28年7月9日、福岡県大牟田市、みやま市、熊本県荒尾市を放送区域とする
コミュニティ放送局「FMたんと」を開局しました。

ＦＭたんとを運営する株式会社有明ねっとこむの代表取締役専務です。

災害情報・防災情報は市民がラジオを聴く目的の１つです。
今まで取得していた情報は広域にわたっていたため肝心の「市内の道路がどうなっているのか」を発信できていませんでした。
解決方法を模索しましたが、地元の放送局との連携をしても局地的な情報までは得られず、
市の方にも相談したが、タイムラグが大きく発生してしまうため正確なリアルタイムな情報の提供は厳しいとのことでした。

他局さんの様々な交通情報スポンサー事例をお聞きした際に
近隣地域の企業さんにとってメリットのある広告を打てると思ったのが決め手です。

災害時の交通情報発信はもちろんのこと、平常時にも市内の細やかな交通情報をリスナーにお届けできる
「ローカル感」こそがコミュニティ局の使命であり、スポンサーメリットにもつながると思います。

併用している「ATIS on Net」を活用することでスタジオにいながらパソコン画面を見て、
視覚的に交通情報を確認することができ、大変便利です。

２０２０年７月の豪雨災害で市内のほとんどが浸水しました。大きな国道もすべてです。
大牟田市もここまでの大雨を想定しておらず、対応しきれていませんでした。

そんな中、私たち「FMたんと」は唯一、豪雨災害時にリアルタイムで細かい放送エリアの通行止め区域の情報を放送することができました。
また同時に、市外の方々にむけて「今、大牟田市に今きてはいけない」というアラートを発信することができました。
水が引いた後も土砂崩れが多く発生したが、二次災害の情報も発信することができました。
ありがたいことに数多くの感謝の声を頂戴し、コミュニティ局の役目を果たせたことをとてもうれしく思っております。
災害のあった日、アプリダウンロード数は一日で千件を超えました。
これは発信した情報がリスナーの皆様のお役に立てたという、一つの結果だと思っております。

事故発生時に、自動的にお知らせがくる機能は手離れがよくてとても便利です。
また、放送原稿がそのまま表示されますので、事前に原稿を作る必要がなくなりました。

ATISの放送原稿は表形式になっているから読み間違えるリスクが少ないです。
読み方は人それぞれ。すべて文章にしてしまうと「読んでいる感」が出てしまうので読み手にはちょうど良い形式です。
６０代のパーソナリティの方でもすらすら読めていますよ。

天気情報と交通情報はリンクするものなので２つを重ねて見れるものがあると便利かと思います。
また、海のある町は海上の天気予報をラジオで聞く方も多いので
雷関係の情報、予報などがあると役に立つと思います。

導入して正解でした。本当によかったです。
地域の方々によろこばれていることを実感できております。

また、通勤時間に流す情報のためリスナーも多く、スポンサーを見つけやすいです。
まずはスポンサーを１件獲得し、収益を確保しましょう。
どんなに良いコンテンツでも回収ができなければ意味がありません。

トラフィックインフォメーションは社会貢献性の高い情報のため、
スポンサーメリットを感じていただけると思います。