導入事例
工事車両の運行管理を道路混雑状況と合わせて最適化
物流・運送
配送業務を効率化したい
鹿島建設株式会社
導入したソリューション: ATIS on NET
- 課題
- 工事車両が原因の渋滞を発生させてはいけない
- 工事車両の運行管理の効率化を図りたい
- 解決策
- 既存のシステムと連携し、リアルタイムの交通情報を管理者・ドライバーの双方が確認できるようにする
- 効果
- 複数あるルートの中から混雑の少ないルートを選定することで工事車両に起因する渋滞を回避できた
- 現場への到着時間等を正確に把握できるようになり、運行の効率化につながった
導入企業様について
日本トップクラスの大手総合建設会社。国土開発や超高層ビル事業の先駆として建設プロジェクトに携わる
- 御社の事業内容をご説明ください
-
ー中村さま国内外で、土木、建築を中心に建設・開発など様々な事業を展開しています。
2021年度から「鹿島グループ中期経営計画(2021~2023) 」を開始し、中核事業の一層の強化や新たな価値創出への挑戦、成長・変革に向けた経営基盤の整備とESG推進に取り組んでいるところです。
- 中村さんの部門、役職(立場)業務内容を教えてください
-
ー中村さま土木管理本部生産性推進部という部署で次長を務めております。
部署では、ICTなどのデジタル技術を通じて、現場管理業務の大幅な効率化や社員の働き方の変革を進めています。
私は、建設現場をセンサーやカメラを活用して「見える化」したり、遠隔管理する 技術の開発・現場展開の責任者を担当しています。
導入のきっかけ
工事車両の運行計画を周辺道路状況を踏まえて最適化したかった
- どのようなお困りごとがあったか教えてください
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ー中村さま建設現場では、ダンプトラックや生コン車などの現場を離れて走行する工事車両の安全管理や運行管理、そして周辺の道路状況を踏まえて運行計画を最適化するという課題があります。
この課題解決のため、当社では以前から自社開発の車両運行管理システム「スマートG-Safe®」というシステムを用いていますが、リアルタイムの交通情報の把握は工事車両の運転手からの情報に留まっていました。
- 当社の製品に決めた理由を教えてください
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ー中村さまニーズに応じて柔軟な情報提供の形を提案してくれたことです。
一般的に道路交通情報サービスは、面的、路線的にも広域なサービス提供となり、ひとつの建設現場で利用するには情報過多となってしまいます。
現在利用させていただいている御社サービスでは現場に必要十分な情報を切り取って、当社の上記既存システム(スマートG-Safe®)へ連携できるように提案してくれたことが決め手でした。
導入した効果
既存システムとの連携により運行管理精度の向上へ
- 新サービスにどのような期待があったか教えてください
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ー中村さま前述した「スマートG-Safe®」に一般交通の状況を反映し、混雑状況に応じたルート選定をリアルタイムに行うことで一般交通への影響を低減したり、建設現場への到着時間の予測精度を向上させたいと考えていました。
- 導入してよかった点を教えてください。
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ー中村さま工事車両が運行できるルートが複数ある場合に、混雑の少ないルートを選定するという当初想定した課題が解決できました。
これに加えて、運行できるルートが1つしかない場合においても、リアルタイム の交通状況を踏まえた運行時間を正確に予測できることで、作業時間内にあともう1回運搬できるか、という判断にも有効です。
メッセージ
工事車両が与える周辺への影響は最重要課題の1つ。より高度な管理手法を
- 導入したサービスについて、今後の活用をお聞かせください
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ー中村さま建設工事で発生する工事車両の影響は施工場所周辺のみならず広いエリアに亘るため、その管理は最重要課題の1つであり、管理手法も高度化しています。
引き続き、運行管理の効率化のみならず運行計画の最適化をタイムリーに行えるように活用を進めていきたいと考えています。
- 導入を検討している企業へメッセージをお願いします
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ー中村さま当社は自社開発の運行管理システムとの連携といった特殊な形での情報提供をしていただいています。
検討している内容が難しそうなものであったとしても、まずはご相談をしてみたら良いと思います。
会社概要
- 鹿島建設株式会社
- 【事業内容】
建設事業、開発事業、設計・エンジニアリング事業ほか
【所在地】
東京都港区元赤坂1-3-1