約630万円! トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」発表! 「小さなランクル」ついに発売へ 4つのカスタムカーも登場!? タイ仕様の特徴は?
トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」タイ先行発売。世界初公開の詳細と仕様を徹底解説
トヨタ・モーター・タイランドは新型「ランドクルーザーFJ」を2026年3月21日に世界に先駆けて発表しました。
2025年10月の世界初公開で示された機能性に関する特徴に加え、タイ仕様が掲げるコンセプトや設定されるボディカラーなどの詳細について、現地法人代表や開発責任者の見解を交えながら客観的な視点で解説します。
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新型ランドクルーザーFJの開発においては、ランドクルーザーシリーズが長年にわたり培ってきた「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」という基本理念が根底に据えられています。
四輪駆動車としての堅牢な基本構造を維持しつつ、ステーションワゴンとしての実用性や現代の生活様式に適合するパッケージングを重視して設計されました。
2025年10月のワールドプレミアにおいて公開された際には、構成要素として大きく3つのポイントが提示されています。
第一のポイントは、ランドクルーザーとしての系譜を受け継ぎながらも、モダンな要素を融合させた外観デザインと、機能性を追求した室内パッケージングです。
見た目は、ステーションワゴンとしての居住空間を確保しつつ、四輪駆動車特有のスクエアな車体形状、張り出した樹脂製の前後フェンダー、そして背面に取り付けられたスペアタイヤといった特徴が確認できます。
内装においては、ダッシュボードに水平基調のインストルメントパネルが採用。
これはデザイン上の意匠にとどまらず、不整地や傾斜地などの悪路を走行する際に、運転者が車両の姿勢変化を視覚的に把握しやすくするための機能的な設計です。
また、各種スイッチ類や操作系の配置も、運転中の確実な操作性を重視したレイアウトとなっています。
ランドクルーザーシリーズ チーフエンジニアの内山征也氏は、新型ランドクルーザーFJの基本設計について次のように説明しています。
「ランドクルーザーシリーズが長年培ってきた『どこへでも行き、生きて帰ってこられる』という基本理念を継承しつつ、現代の生活様式に適合するパッケージングを採用しました。
ステーションワゴンとしての実用性を考慮し、機能性を最優先とした設計を行っています。
内装においても水平基調の計器盤を配置し、不整地を走行する際の車両姿勢の把握を容易にするなど、安全な走行を支援する空間設計を行っています」
第二のポイントとして挙げられているのが、ランドクルーザーにふさわしい「悪路走破性と機動性」と、「コンパクトだからこその気軽さ」の両立です。
従来のランドクルーザーシリーズは、大型で堅牢な車体による高い耐久性を特徴としてきました。
新型ランドクルーザーFJでは、そのオフロードにおける基本性能を損なうことなく、車体寸法を相対的にコンパクトに抑えています。
これにより、市街地での駐車や狭い道路環境における日常的な取り回しの良さが向上しています。
同時に、車両の前後オーバーハングを切り詰めた形状や十分な最低地上高を確保することで、大型車両では進入が困難な林道や起伏の激しい未舗装路においても、機動性を発揮する構造となっています。
実車ではアプローチアングルやデパーチャーアングルを考慮した前後バンパーの形状も確認でき、本格的なオフロード走行に対応する足回りと、日常使いの利便性がひとつの車体にまとめられていることがわかります。
この点について、内山征也氏は以下のように補足しています。
「車体をコンパクトにまとめることで日常の機動性を高めると同時に、過酷な環境下での四輪駆動車としての走破性も確保しました。
過酷な環境下での使用を想定したシステムを搭載しつつ、取り回しの良い寸法に収めることで、日常の移動手段としての扱いやすさと、本格的なオフロード走行の両立を図りました。
多様な路面状況において、安定した走行性能を提供します」

タイ市場向けの展開においては、「Bold & Unbound(大胆に、そして縛られずに)」というコンセプトが掲げられており、同市場における車両の位置づけが示されています。
設定されるボディカラーのラインナップとして、「SMOKY BLUE(スモーキーブルー)」および「PLATINUM WHITE PEARL(プラチナホワイトパール)」などの名称が確認されています。
ワールドプレミア時に公開されたブルー系統の車両画像と照らし合わせると、自然環境に調和しつつも都市部での使用にも適した色合いであることが伺えます。
トヨタ・モーター・タイランドの山下典昭社長は、タイ市場における本モデルの投入について次のように述べています。
「タイ市場において、新型ランドクルーザーFJを世界に先駆けて発表できることは、当地域の需要に応えるための重要な一歩となります。
タイ仕様では『Bold & Unbound』というコンセプトを掲げ、都市部での日常使いから未舗装路での走行まで、お客様の多様なライフスタイルを支えるモビリティとして提案を行います。
また、スモーキーブルーやプラチナホワイトパールといった多彩な外装色を用意し、個人の用途に合わせた選択肢を提供します」
4つのカスタムカーも発表! 気になる本体価格は?
第三のポイントは、「どこにでも行きたくなる!カスタマイズ」というテーマです。
新型ランドクルーザーFJは、購入後のユーザーのライフスタイルや用途に合わせた拡張性が考慮されています。
タイ仕様では、ルーフキャリアを装着した車両や、特徴的なフロントグリルを備えた仕様が確認でき、多種多様な純正部品や用品によるカスタマイズが想定され、ユーザーの個性に合わせた4つのカスタマイズコンセプトを提示しています。
1つ目は、困難な地形に挑む利用者を想定した本格的なオフロード仕様「The Meridian」です。
2つ目は、野外活動の拠点としての機能を重視した「The Nature Explorer」が設定されています。
3つ目は、ランドクルーザーの伝統的な意匠を好む層に向けた「The Legendary」です。
そして4つ目は、都市部での活動的な生活様式に適合する「The Street Cruiser」となっています。
これらのカスタムカーは、タイトヨタがユーザーが納車後すぐに好みのスタイルでカスタマイズを始められるように、タイ国内のカスタムショップなどがアクセサリーパーツの提案がしやすいように用意されたものだといいます。
タイトヨタの副社長であるスパコーン・ラッタナワラハ氏は「今回のランドクルーザーFJの発表は、単に自動車市場を拡大するだけでなく、地元事業者を支援し、具体的なビジネスチャンスを創出するという重要な役割も担っています。これにより、国内のカスタマイズパーツ市場が再び活気づき、盛り上がりを見せることでしょう」と説明しています。

また今回明かされた新型ランドクルーザーFJ(タイ仕様)の価格は128万9000バーツ(約630万円)に設定されています。
ただし、2026年8月31日までの期間は、導入特別価格として126万9000バーツ(約620万円)で販売されます。
外装色には、新色となるスモーキーブルーのほか、プラチナホワイトパールマイカ、アッシュの合計3色を用意。
さらに前述の4つのカスタムカーの提案とは別に、3種の純正パッケージも設定されています。
第1の「Unbound Explorer」は価格3万2450バーツ。これにはシュノーケル、ARB製エンジンルームアンダーガード、マッドガードが含まれます。
第2の「Urban Unique」は価格3万2700バーツ。アンダーガード、フロントグリルガーニッシュ、ドアサイドモールディングのほか、スペアタイヤカバーガーニッシュ、フューエルリッドガーニッシュ、サイドバイザー、前後ドライブレコーダーの計7点で構成されています。
第3の「Freedom Journey」は価格3万6400バーツで、同額のARB製ルーフラックが設定されています。
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新型ランドクルーザーFJは、小さなボディサイズと本格的な四輪駆動システム、そして高い拡張性を兼ね備えたモデルとして、多様化するニーズに対する新しい選択肢として登場しました。
タイ市場での先行発売を皮切りに、グローバル市場への順次展開が予定されており、日本市場でもまもなく正式発表されます。

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