居眠り運転は大きな事故につながるので、眠気覚ましの方法やグッズで対策をして安全で快適なドライブをしましょう。眠気覚ましにもツボを押す、飲み物を飲む、ストレッチをするなど様々です。
また、便利なグッズもたくさんあるので、ここではおすすめの眠気覚まし方法やグッズなどをご紹介します。
【すぐにできる!】眠気覚ましの方法10選
顔を洗う
顔を洗うと冷たい水が刺激になり、脳が活性化して眠気を覚ませます。また、体を冷やすことで身体を休ませようとする副交感神経の働きを抑え眠気を防ぐことも可能。気持ちのリフレッシュにもなるので、眠気を感じたら試してみましょう。
首を冷やす
首は太い血管が通っていて、ここを冷やせば副交感神経の働きを抑えられます。冷やす温度は低い方が効果的です。顔を洗うのと同様に冷たいと脳が活性化するので、冷やしたタオルや冷却シートを使うといいでしょう。
運転中の場合は車内の温度を下げる |
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運転中は車内の温度を低くすると眠気防止になります。車内の温度が高いと副交感神経が働き、脳が身体を休ませようとします。そのまま車内を暖かくしていると眠気に襲われるので、窓を開けて車内の温度を下げるようにしましょう。また、新鮮な空気は気持ちのリフレッシュにもなるのでおすすめです。 |
目薬をさす
目薬は眠気覚ましに有効です。清涼感のある目薬であれば特に効果を期待できます。眼精疲労を和らげるものも、この方法をおすすめしたい理由の一つ。運転中は集中しているので、気付かない間に目の疲労が溜まってしまうため、持ち運びも簡単な目薬を車内に常備しておくと良いでしょう。
息を止める
一度息を止めて、大きく息を吸い込むと酸素を大量に取り込むことが出来るので眠気覚ましになります。普段眠気を感じた時に出る欠伸も、大量の酸素を取り込もうという体の働き。内気循環にしていると空気がこもるので、外気循環に切り替えたり窓を開けて換気したりするようにしましょう。
眠気覚ましのツボを押す
ツボを押すのは即効性もあり、簡単に出来るのでおすすめです。ツボは中指の爪の生え際から2〜3㎜下の中衝(ちゅうしょう)や手のひらの中央にある労宮(ろうきゅう)、首の後ろの左右に箇所にある風池(ふうち)などが挙げられます。
ストレッチする
ストレッチは血行を良くする効果があり、眠気が覚めます。長距離の運転は、ずっと座ったままなので血の巡りが悪くなります。休憩時間に車内から出てストレッチをするようにしましょう。信号などで停車した時は、背伸びするだけでも効果があります。
ガムを噛む
・噛むという行為が脳を刺激して、脳の働きを促進させ眠気が覚める
・ミントなどより爽快感や刺激があるものを選ぶのがおすすめ
ガムを噛むと脳の刺激になり、活性化して眠気覚ましになります。ミントなどの爽快感があるものは特に効果が。眠気が心配な場合は甘いものより、ミントなどの刺激が強いものを選ぶと良いでしょう。
カフェインを摂る
コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインが含まれているものは覚醒作用があるのでおすすめです。コーヒーの場合、より効果を期待したいならブラックや無糖のものを選ぶと良いでしょう。ただし、カフェインを過剰摂取すると不眠や下痢などの健康障害が出る可能性があるので注意が必要です。1日の摂取上限は400mgで、缶コーヒー一杯分が約85mgなので摂りすぎには注意しましょう。
ブドウ糖を摂る
血糖値が低下するとブドウ糖が不足してしまい、眠くなってしまいます。糖分はすぐにエネルギーになるので、お菓子などで補うのがおすすめ。ラムネやチョコでも摂取できますし、ブドウ糖のタブレットなども販売されているので、車に常備すると良いでしょう。
仮眠をとる
眠くて我慢できない場合は、無理せずに仮眠を取りましょう。仮眠をとるだけでも眠気にはかなりの効果が期待でき、睡眠時間は20分以内がおすすめです。20分だけでも十分な効果が期待できます。時間的に余裕があれば、午後の早い時間に30分以内の昼寝をするとより効果的です。
ただし、それ以上の時間寝てしまうと夜に寝つきが悪くなったり、身体が完全に休もうとしてしまうので逆効果になる恐れがあるので注意しましょう。
眠気の原因
眠気の原因は睡眠不足や低血糖状態、自律神経の乱れなど様々です。また、複数の要因が重なっている場合もあります。ここでは主な原因について解説します。
睡眠不足
十分な睡眠が取れていないと強い眠気に襲われます。成人なら6〜8時間程度の睡眠が必要とされているので、その時間を下回る状態で運転する場合は仮眠などの対策をする必要があるでしょう。
低血糖状態
低血糖状態で起こる症状 | |
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血糖値60mg/dl以下 | 冷や汗、動悸、震え、手足の冷たさ、 顔面蒼白 |
血糖値45mg/dl以下 | 眼のかすみ、頭痛、空腹感、眠気 |
血糖値30mg/dl以下 | 昏睡、痙攣 |
血糖値が上昇に伴い、身体を正常に保つためのホルモンが放出されるので血糖が低下して、眠気を誘います。低血糖とは体内のブドウ糖が不足している状態です。食事などで適量のブドウ糖を摂取できていないと低血糖状態になるので注意しましょう。
脳に送られる酸素量の低下
姿勢が悪いと脳に送られる酸素量が低下するので眠気が出ます。猫背がくせになっている場合は注意が必要です。
自律神経失調症
姿勢が悪いと脳に送られる酸素量が低下するので眠気が出ます。猫背がくせになっている場合は注意が必要です。
自律神経失調症とは、生体機能を維持していくために自動的に反応している自律神経に異常をいたして体のだるさ、便秘、頭痛、不眠等の症状が出ます。主な原因はストレスで、この症状が出ていると不眠になる場合はあり、日中に急な眠気に襲われる可能性もあります。
眠気を予防する方法とは
運転中に眠くならないように予防するには、効果的な睡眠や食事で眠気予防が可能です。ここでは、眠気予防の方法をご紹介します。
睡眠不足を解消する
成人の必要睡眠時間は6〜8時間程度なので、この時間を目安に睡眠をとるようにしましょう。十分な睡眠時間を取るためには、規則正しい生活をすることが必要です。人間は活動する時間と休む時間が存在します。この時間の切り替えを規則的にすることで、身体が眠る準備をするため睡眠不足の解消に繋がります。
睡眠の質を高める
睡眠は質も重要です。睡眠の質を高めるためにも季節に応じて、寝室の睡眠をとる際には、温度や湿度を調節するようにしましょう。また照明も明るさ過ぎると質が低下するので、出来るだけ暗くすると良いでしょう。特に白っぽい色の照明は影響が出やすいので注意が必要です。
血糖値が急上昇する食事のとり方を避ける
短い時間で食事を取ると急激に血糖値が上がるため、食事は良く噛んでゆっくり取るようにしましょう。また、おかずを食べる前にご飯を食べるような食事方法も血糖値をあげてしまうので注意が必要です。ゆっくりと野菜やおかずから食事するよう心がけましょう。
運転時に用意しておきたい眠気覚ましグッズ
運転時に用意しておきたい眠気覚ましグッズ |
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カフェインを含む飲み物 |
ガム・タブレット |
スプレー |
冷却シート・冷却ジェル |
居眠り防止アラーム |
運転中はどうしても眠くなってしまうこともあります。そのような時は便利な眠気覚ましグッズを使いましょう。ここではおすすめのグッズをご紹介します。
カフェインを含む飲み物
カフェインには脳で眠気を作り出すアデノシンという物質をブロックする効果があるため、頭が冴え眠気覚ましになります。アデノシンは脳の覚醒作用を止めて神経を落ち着かせてしまうので、その作用を邪魔出来るカフェインが対抗策として有効です。 代表的なものではコーヒーや緑茶、エナジードリンクが挙げられます。コーヒーほどではありませんが、コーラにもカフェインが含まれており同様に眠気覚ましの効果を期待できるでしょう。
カフェインが含まれている飲み物の一例 |
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・コーヒー ・紅茶 ・緑茶 ・エナジードリンク ・コーラ |
ガム・タブレット
キシリトールなどの爽快感のあるガムやタブレットは、頭をスッキリさせてくれるのでおすすめです。ガムは噛むだけでも脳が活性化するので、眠気への効果が期待できるでしょう。
スプレー
ハッカなどのスプレーは、鼻を抜ける清涼感があるので眠さを吹き飛ばしてくれます。マスクの内側に一拭きするだけで、強いミントの香りを感じるので車に常備しても良いでしょう
冷却シート・冷却ジェル
身体を冷やすことで眠気覚ましになるので、冷却シートや冷却ジェルは効果的です。首や脇の下、足の付け根などの太い血管が通っている箇所に貼るとより効果を得られます。夏の暑い時期なら、眠気覚まし以外にも気持ちのリフレッシュにもなるのでおすすめです。
居眠り防止アラーム
どうしても眠くてうとうとしてしまうという時には、居眠り防止アラームが効果的です。内臓のカメラで顔を認識して、居眠り運転をしている際に音声で注意してくれます。よそ見運転をしている場合でも反応するため、安全運転の手助けになるでしょう。
眠気対策をしっかりと行い、事故にならないように注意しましょう!
運転をしていると、どうしても眠くなってうとうとしてしまいます。居眠り運転は大きな事故につながる恐れもあるので、しっかりと眠気覚ましの方法やグッズで対策をして安全運転を心がけましょう。
また、安全な運転を行うためには、目的地付近の渋滞情報や事故発生状況が把握できると非常に便利です。ATISでは、交通情報や高速道路の料金、ルート、サービスエリアの場所まで様々な交通情報を提供しています。ドライブの際には、ぜひ一度活用してみてください。