旅行やお出かけなど離れた場所に向かう際、長距離を運転しなければいけないこともありますが、予想以上に体力を使ってしまった経験はないでしょうか?
このページでは、長距離運転の際に疲れないためのコツや疲れてしまう理由、おすすめのグッズを解説していきます。「今度長距離運転をする」という方はぜひ一度ご覧ください。
長距離運転で疲れないためのコツを4つ詳しくご紹介します。これから長距離運転をする予定があるという方は、しっかりと押さえておきましょう。
どれも簡単にできるものばかりですが、確かな効果が期待できます。ぜひ一度お試しください。
コツ1 事前準備をしっかり行う
長距離運転を行う際には、まず事前準備をしっかりと行うことが重要です。以下のポイントに注意しながら、行うと良いでしょう。
・走るルートを確認する
・天気予報をチェックする
・ガソリンの残量やタイヤの空気圧をチェックする
長距離運転は、身体的にも精神的にも疲労が溜まってしまうもの。しっかりと体調を整えた上で、あらかじめ当日の走行ルートや天気予報、車の状態などを確認するようにしましょう。特に、高速道路を走行する場合には、事前にルートや交通情報の確認まで行っておくと安心です。
コツ2 定期的に休憩をとる
定期的に休憩を取り入れるのも、長距離運転で疲れないためのコツの一つです。
厚生労働省は、バスの運転手などの長距離運転が仕事の職業運転手に対して、上記のように休憩を義務付けています。実際のドライブで長距離を運転する際には、以下の時間を目安に休憩を取るとよいでしょう。
一般道の運転時間目安 | 2~3時間毎に30分の休憩 |
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高速道路の運転時間目安 | 1~2時間毎に30分の休憩 |
また休憩時には、あわせて車外でストレッチを行うのもおすすめです。夏場には冷たいタオルなどで、首元を冷やすのもいい気分のリフレッシュに繋がります。
こうした小まめな休憩をするために必要なのはやはり事前準備です。高速道路を走る予定がある場合には、下記ページも参考にしてサービスエリアを探しておき、計画的に休憩を取れるようにしておくとよいでしょう。
コツ3 運転時の姿勢に注意する
同じ姿勢で長時間運転することにより、想像以上に身体に疲労がたまってしまいます。少しでも疲労をやわらげるためにも、適切な運転姿勢を心がけましょう。具体的に運転の際には、以下のようなことを心がけましょう。正しい運転姿勢で運転することで、身体の負担も軽減されるだけでなく、視線も一定に定まるため、疲れにくくなります。
運転時の姿勢で気を付けたいポイント |
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ヘッドレストの中央と耳の中央が合うようにする |
背中をシートバックにつけ深く座る |
座席は「ペダルを奥まで踏み込むのを妨げない」くらいの高さ |
シート位置は右足がペダルを踏んだ状態でも膝に余裕が持てるくらいに調整 |
ハンドルは時計で言うと「9時15分」になるようなイメージで握る |
コツ4 自分のペースで走行する
自分のペースで走行することも、長距離運転で疲れないためのコツです。「ハイペースで走る人」「ゆっくりと走行する人」など、ドライバーにはそれぞれ自分のペースがあります。そのため周りの車のスピードを気にせず、なるべく自分が安心できるペースで走ると良いでしょう。
身体的な要因 | 精神的な要因 |
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・休息時間が少ない ・場所が悪いところでの休憩(睡眠) ・長時間の拘束による足腰の疲れ ・目の疲労 など |
・道路混雑の不快感 ・「着時間厳守」などの緊張状態 ・目的地がわかりにくい状態 など |
ここでは、運転時に疲れを感じてしまう理由について、身体的な要因と精神的な要因に分けてご紹介します。
身体的な要因
身体的な要因 |
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・休息時間が少ない ・場所が悪いところでの休憩(睡眠) ・長時間の拘束による足腰の疲れ ・目の疲労 など |
上記のような身体的な要因から運転中の疲労はたまっていきます。
特に運転中の目は、歩行者や信号、標識、前方を走る車など様々なものを追っている状態です。ピント調節を行っている目には常時負荷がかかっていることから、疲れにつながってしまいます。
また長距離運転の際には、長時間同じ姿勢で運転しなければならないことも、身体的な負担と言えます。肩や腰、足など自由に動かせないため、肩こりや腰痛になってしまうこともあります。
休憩時間が少ないのはもちろんですが、充分に休憩ができない環境だと、上手くリフレッシュできないこともあるので中止しましょう。
精神的な要因
精神的な要因 |
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・道路混雑の不快感 ・「着時間厳守」などの緊張状態 ・目的地がわかりにくい状態 など |
緊張や不快感などでも疲労は積み重なります。このような精神的な要因からくる疲労は、上記のようなことで蓄積していきます。
たとえば道路の混雑状況によっては周囲の車や歩行者、標識、信号などに注意しながら運転しなければならず、ストレスを感じることもあるでしょう。
また、走り慣れていない道を走る場合や、着時間を気にしながら運転することも過度な緊張に繋がり、疲労感は増します。
このような心理的な負担を解消するだけでも、長距離運転に伴う疲労はだいぶ変わってくるでしょう。
クッション |
アメやガム |
音楽プレーヤー |
冷たいおしぼり |
アロマ |
偏光サングラス |
長距離運転の際に用意しておきたいグッズを6つご紹介します。どれも長距離運転にうってつけのものばかり。グッズを活用して、快適な長距離運転を実現しましょう。
クッション
ドライバー用クッションを活用することで、長距離運転時の腰痛などの疲労軽減が期待できます。身体全体の疲労軽減を実現したい場合はシートタイプ、腰への負担を軽減したい場合には腰当てタイプがおすすめです。
アメやガム
アメやガムは眠気覚ましに効果的なアイテムです。アゴを動かすことで、脳に刺激を与えられるため、血液が循環し脳が活性化すると言われています。覚醒効果が期待できるカフェイン入りのものなど、様々な種類のアメやガムが販売されているため、ご自身の好みに応じて選んでください。
音楽プレーヤー
お気に入りの音楽をBGMにすることで、リラックスした状態での運転が行えるでしょう。適切な音量で流れる音楽は覚醒効果も高いことから、ドライブ時の必需品と言えます。
冷たいおしぼり
冷たいおしぼりは、眠気の回避やリフレッシュに有効です。手軽に用意できるため、長距離運転の際には忘れずに用意しておきましょう。
アロマ
アロマは、リラックス効果を得られることから、長距離運転時におすすめのアイテム。最近では、様々な種類のアロマが入手できるようになりました。次の長距離運転の際には、お気に入りのアロマとアロマディフューザーを用意してみてはいかがでしょうか?
偏光サングラス
偏光サングラスには、直射日光を防ぎ、視界を担保してくれるだけでなく、対向車のヘッドライトや、道路から反射した光からも目を守ってくれます。ストレスのない安全な長距離運転を行うためにも、偏光サングラスは用意しておきたいアイテムの一つです。
タイヤ |
ガソリン |
エンジンオイル |
冷却水 |
バッテリー |
ここでは、長距離運転時の車の点検ポイントについて解説します。長距離運転の予定がある場合には、しっかりと確認しておきましょう。
タイヤ
長距離運転を行う際の、タイヤ点検のポイントは以下です。
・亀裂
・摩耗状態
空気不足の場合には、ハンドルが取られ直進しづらくなってしまいます。最悪の場合、亀裂と同様に破裂に繋がる原因となるため、しっかりと確認しておきましょう。同様に亀裂も、タイヤの破裂による事故を引き起こす可能性が高くなるため、注意が必要です。
また、残り溝の少ないタイヤの場合、雨天時にグリップが効かなくなってしまうケースもあります。
長距離運転を行う際には、解説したポイントに注意しながら必ずタイヤの点検をしておきましょう。
ガソリン
渋滞時など様々なことを想定して、車のガソリン残量もチェックしておきましょう。もし高速道路でガソリンが切れてしまえば重大な事故につながる可能性あります。特に長距離運転の場合には、出発前にガソリンが満タンになっている状態が望ましいです。
エンジンオイル
エンジンオイルの汚れや不足は、エンジントラブルの原因にもなります。量や汚れに応じて、適切な対応を行っていくことが大切です。
冷却水
冷却水の不足が、エンジンのオーバーヒートに繋がってしまうこともあります。そのため、冷却水が不足していないかチェックし、不足している場合には、規定量まで追加するようにしましょう。
バッテリー
バッテリー不足は、エンジンがかからなくなるなどの問題に繋がります。まずは、エンジンキーやエンジンスタートボタンを押してチェックしてみましょう。その際、セルに勢いがない場合には、バッテリーの寿命や充電レベルが不足している可能性があります。そういった場合には、近くのガソリンスタンドやカーショップに相談してみましょう。
快適な長距離運転を行うためには、しっかりと準備を行い、定期的に休憩を挟みながら正しい姿勢で自分のペースを守りながら運転することが重要です。今回ご紹介したグッズを活用して、疲れの原因となる身体的な負担や精神的な負担を少しでも軽減しましょう。
また、ストレスなく長距離運転を行うために、目的地付近の渋滞情報や事故発生状況が把握できると非常に便利です。ATISでは、交通情報や高速道路の料金、ルート、サービスエリアの場所まで様々な交通情報を提供しています。長距離運転を考えている方は、ぜひ一度活用してみてください。