4年ぶり大刷新! 日産が新型「フェアレディZ」世界初公開! 復活の「Gノーズ」採用&待望の「高性能MTモデル」誕生!? 新たな2人乗りスポーツカー何が変わったのか
4年ぶり大刷新のフェアレディZ
「あれ?もうそんなタイミング??」カスタムカーを中心とした、いまや国際的なイベントとなっている「東京オートサロン」の開幕と同時に発表された日産「フェアレディZ」のマイナーチェンジ。「2027年モデル」として、「RZ34型」としてデビュー以来最大の変更がおこなわれたのです。
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振り返ってみると、RZ34型の価格が公表されて実質的な発売となったのは2022年4月。気が付けば4年が経つ(2027年モデルの発売は2026年夏を予定)ので、規模の大きなマイナーチェンジがおこなわれてもまったく不思議ではないタイミングなのでした。
というわけで変更内容の紹介ですが、まずお伝えしたいのは高性能仕様である「フェアレディZ NISMO(ニスモ)」について。ついに待望の“アレ”が追加されるのです。
“アレ”とはマニュアル・トランスミッション、つまり「MT」のこと。これまでフェアレディZ NISMOはAT(オートマチック・トランスミッション)だけの設定でした。そして日産はこれまで「フェアレディZ NISMOは速さを求めたモデル。ATのほうが速い」と説明し確かにそれは事実なのですが、「とはいえやっぱりMTで乗りたい」というユーザーからのリクエストを受けて追加することになったとのこと。
待望の「NISMO MT」ついに

速さを求めるならばATというのは理解できますが、スポーツカーはやはり「クルマとドライバーの一体感」や「手のうちで操る楽しさ」も重要。もちろん筆者だって買うならMTを選びます。
MTの搭載においては、ギアボックス自体は標準車と同じものですがクラッチや強化したものを採用。また同じフェアレディZ NISMOでもATモデルに対してエンジン制御を変更しています。そのポイントは2つあり、1つはエンジンレスポンスを向上していること、もうひとつはトルクプロフィールを変更して加速時の高回転の伸び感を強めていること。MTでより楽しめるような味付けにしているというわけですね。
何を隠そう、フェアレディZ NISMO(AT)のエンジンは同じエンジンを積む「スカイラインNISMO」と比べても高回転の伸び感やパンチ力が若干マイルドなものでした。それはスカイラインNISMOに比べて中回転域のトルクを太くし、爽快感よりも“速さ”を選んでいたからです。
いっぽうでフェアレディZ NISMOのMTモデルに関してはATモデルに対して爽快感や気持ちよさを重視。AT仕様に対して中回転域のトルクを細めることで、高回転のパンチ力が強調されて盛り上がりを楽しめるフィーリングになっているというわけです。より躍動的と言い換えていいでしょう。
また、ATモデルも含めて新しいフェアレディZ NISMO全車に共通する大きなトピックとして注目したいのが、ブレーキローターの2ピース化。バネ下重量を9kg削減して運動性能を高めつつ、ブレーキ冷却性能も向上しています。
加えてサスペンションの見直しにより、スッキリした操舵フィールを実現し、旋回中の安定感を高め、滑らかなストロークにより乗り心地も向上。走りのブラッシュアップが図られました。
2027年モデルへの進化においてフェアレディZ NISMO のスタイリングは基本的に変わっていませんが、フロントバンパー上部中央(ノーズ先端)に備わるエンブレムが「NISSAN」から「Z」へと変更されています。
いっぽうで、スタイリングが大きく変わったのが標準車。フロントバンパーが新デザインとなりました。
フェアレディZファンをはじめクルマ好きならば、新しいフロントデザインがなにをモチーフにしているかは一目瞭然でしょう。そう、「S30型」と呼ばれる初代フェアレディZです。2027年モデルのスタイリングにおける方向性は、よりヘリテージ性の強調というわけ。こちらもZニスモ同様に、ノーズのエンブレムが「NISSAN」から「Z」に変更されています。
この新しいノーズは、従来モデルに対して先端をより前方へ30mm拡大。つまり「Gノーズ」の再来であり、ファンにはたまらないことでしょう。
もちろん空力性能も向上していて、リフト(車体の浮き上がり)は3.3%減、ドラッグ(空気抵抗)は1%減。ノーズ先端延長により受圧面積を拡大したのに加え、0.1度単位で調整したサイド面角度により空気抵抗を抑えつつホイールハウス内圧を調整したと言います。
ちなみにアルミホイールのデザインも新しくなっていますが、そのデザインはZ31型(1983年に発売された3代目モデル)からのインスパイアとのこと。またボディカラーにも、初代をオマージュしたグリーンが追加されました。
もちろん変わったのはスタイリングだけにとどまりません。メカニズムではサスペンションはショックアブソーバーを大径化するとともにチューニングをブラッシュアップ。よりしなやかに動くようになってフラットライド感が保たれ、路面の凹凸によって入力を受けても姿勢が乱れにくくなっているそうです。
大幅なアップデートがはかられた2027年モデルのフェアレディZとフェアレディZ NISMOの正式発売は、この夏を予定。試乗でその進化した走りを体感できる日が来るのがとても楽しみですね。

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