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2025.12.16
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大雪の国道で「スタック同時多発」に怒りの声“殺到”!? 「免許返納しろ!」「厳罰化を!」 この期に及んで「タイヤチェーン未装着」全く動けず… 東北の国道で4件発生 山形・宮城

東北でスタック続出に厳しい視線

 2025年12月3日から5日かけ、日本付近の上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まったことで、北日本から西日本の日本海側を中心に冷え込みが強まり、山沿いを中心にまとまった雪が降りました。

【画像】「ええぇぇ…」 これが「立ち往生した車両」です 画像で見る

 そうしたなか、東北地方の山間部を通る国道を中心に、スタック車両が相次ぎました。雪への警戒が呼びかけられていたなかでのスタックに対し、SNSなどには厳しい声が寄せられています。

山形県小国町の国道113号で発生した立ち往生(2025年12月、画像:国土交通省 山形河川国道事務所)
山形県小国町の国道113号で発生した立ち往生(2025年12月、画像:国土交通省 山形河川国道事務所)

 12月3日から4日にかけては、日本付近の上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まったことで、北日本から西日本の日本海側を中心に広く雪が降ると予想され、国土交通省は大雪に関する発表を行い、ドライバーに対して注意を呼びかけました。

 不要不急の外出は控えるように呼びかけるとともに、ドライバーには冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行、スコップや砂などの冬用装備の携行など、備えを確実にするように注意喚起しています。

 そして予報通りの天候となり、日本海側の広い範囲で雪が降ったほか、東北地方の山間部を中心にまとまった積雪となっています。

 しかし、国土交通省の呼びかけがあったにも関わらず、タイヤチェーンを携行せずに走行するクルマが多発。各地でスタックが発生しました。

 12月4日の12時には、山形県米沢市と福島県福島市の県境にある国道13号の「栗子峠」付近でスタック車両が発生。福島河川国道事務所によると、この車両は大型車両で、チェーン未装着だったといいます。

 同事務所のSNSには現場の道路カメラの画像が投稿され、大型トレーラーが路肩に停車している様子がわかります。

 その後13時には宮城県大崎市鳴子温泉の国道47号で、チェーン未装着の大型車両2台のスタックが発生。SNSに投稿された道路カメラの画像では2車線のうち1車線がスタック車両で通れなくなり、通行車両が迂回しています。

 さらに同日15時にも、山形県小国町の国道113号で、やはり大型車両によるスタックが発生。道路カメラの画像では、狭い2車線の国道で登り坂を登れないようでトレーラーが完全に停止してしまっています。

 山形河川国道事務所によると現場で片側通行が実施され、17時まで規制が続きました。

 そして翌日5日の11時には、国道112号の山形県西川町でスタック車両が発生。道路カメラの画像によれば、こちらは大型車ではなくシルバーのセダンで、橋の上で車体が横になり立ち往生。道路管理パトロールカーが出動し、片側通行規制が敷かれました。

※ ※ ※

 東北地方の山間部を通る国道で起きた一連のスタックについて、SNSなどにはコメントが殺到。

「天気予報見ないのか?」「何を考えているのやら」「バカすぎる。何故チェーンくらい装備しない? 免許返納だな」など、呼びかけがあったにも関わらず、この期におよんで準備不足のクルマが招いたスタックに対して寄せられる厳しい声は枚挙にいとまがありません。

 また、「企業の管理不足でしかないので、罰則にしてもらいたい」「運転手だけではなく会社にえげつない罰金払わせないと改まらないんじゃないかな」「チェーン未着装で路上スタックしたら、渋滞の程度に応じた道路代の高額な罰金と罰則で良いですよ」「雪道でのノーマルタイヤ走行ドライバーの厳罰化を望む」など、国道の寸断を招いた立ち往生に対する厳罰化を求める声もありました。

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