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2026.07.02
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全長5m! ホンダ斬新「“6輪”軽バン」がスゴすぎ! メーカー純正の“魔改造”商用車は「遊び心MAX」! 超「ひろ~~い」荷室でビジネスから“アウトドア”まで大活躍の「アクティ・コンポ」に注目!

ホンダ純正の「“魔改造”軽バン」がスゴすぎ!

 商用車の中でも馴染みの深い「軽トラック」は、農作業から都市部の配送まで幅広い現場を支える、日々の生活に不可欠な存在です。

【画像】超カッコイイ! これがホンダ斬新「“6輪”軽バン」です!(42枚)

 その軽トラックという実用的なクルマをベースとしながら、従来の枠組みを大きく逸脱する斬新なアイデアを形にしたモデルが過去に存在しました。

 それこそが、2002年の「東京モーターショー」でホンダが公開した「アクティ・コンポ」です。

 働くクルマの利便性と拡張性を見事に融合させたこのコンセプトカーは、アウトドアや移動型店舗が一般化した現代において、再びその価値が見直されるべき興味深いパッケージングを持っています。

 このアクティ・コンポのベースとなったのは、長年にわたってホンダの軽商用車ラインナップを担ってきた「アクティ・トラック」です。

 通常であれば荷台が備わっている車体後部をあえて切り離し、運転席がある前半分を「大型トラックの牽引車両(トラクターヘッド)」のように見立てた点が、このクルマの見どころ。

 車体の後部に一体化できる専用設計の巨大なトレーラーを連結させることで、類を見ない“6輪構造”を採用しました。

ホンダ純正の「“魔改造”軽バン」がスゴすぎ!
ホンダ純正の「“魔改造”軽バン」がスゴすぎ!

 連結状態での全長は4975mmに達し、規格化された軽自動車のサイズを大幅に超えるスケール感を実現。

 コンパクトな軽トラックと大型車両の長所を同居させた、極めて特異なプロポーションが特徴です。

 牽引されるトレーラー部分は、単なる荷物置き場ではなく、多様な目的に応じて姿を変える移動空間として設計されています。

 約4700リットルという広大な内部容積を誇り、左側面の壁パネルはスイッチ操作で上方に大きく開く電動ウイング仕様となっていました。

 さらに、この壁面パネル自体を用途に合わせて窓付きや扉付きのものに交換することが可能であり、利用者の想像力次第で自由に空間をアレンジできる仕組みです。

 内部の天井には家庭用と同じコンセントが使える電源レールが備わっており、移動式のカフェやオフィスといったビジネス用途はもちろん、休日にはキャンプ道具を満載して大自然の中で過ごすための拠点としても機能するよう作り込まれていました。

 これほど長く大きな車体となると、日本の狭い道路環境では運転が難しいのではないかと懸念されますが、そこにはメーカーならではの高度な技術的解決策が用意されていました。

 それが、トレーラー側の車輪の向きを制御する電動のステアリングシステム。

 カーブや交差点を曲がる際に、最後部の車輪が前輪の動きと連動して適切な角度に動くことで、前後のタイヤが通る軌跡のズレを最小限に抑えるよう設計されているのです。

 たとえトレーラーを引き連れていても、ベースとなった軽トラック本来の小回りの良さを損なうことなく、狭い路地でも扱うことができる実用的なアプローチが盛り込まれていました。

 そんなアクティ・コンポですが、発表当時の社会環境では、個人がここまで大掛かりなモビリティを日常的に活用するライフスタイルは一般的ではなく、結果的に同車がそのまま量産化されることはありませんでした。

 しかし、場所を選ばないリモートワークが普及し、また車中泊などアウトドアレジャーや移動販売に対する需要がかつてないほど高まっている現在の状況に照らし合わせると、この車両のコンセプトは驚くほど時代に適合していると感じます。

 単なるモノを運ぶための道具から、人々の暮らしを拡張し、新しいビジネスや余暇の過ごし方を創出する移動拠点へ――。

 ホンダがかつて提示した先見性に満ちたアイデアは、モビリティが目指すべきひとつの理想的な解答として、今見ても全く色褪せることのない輝きを放っています。

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