2026.04.03
NEW

「新種の“オービス”」が各地で本格稼働! 最新式は「よーく見ないと」判別不可能!? 各地で目撃される“ニュータイプ”「半固定式オービス」とは

新しいオービス機器は「神出鬼没」!?

 2026年4月6日から4月15日の10日間、「全国春の交通安全運動」が実施されます。

【画像】「ええええっ…!」これが最新の「“新型”半固定式オービス」設置場所です! 画像を見る(30枚以上)

 このタイミングに合わせたかのように、全国の9か所で最新の速度取り締まり装置が新たに設置されました。

 高速道路を運転していると、路肩に四角く金網で囲まれた檻(おり)のようなものを目にした方もいると思います。

 それは一見すると、ゴミを集配する「ゴミステーション」のようにも見えますが、実は最新タイプである「半固定式オービス」のカメラ本体をセットするための土台部分(以下「拠点」)かもしれません。

 ご承知の通り、“オービス”とは速度違反自動取締装置の通称ですが、近年増え続けているのはその“半固定式オービス”と呼ばれている新たなタイプです。

これが新しいタイプの速度違反自動取締装置「半固定式オービス」の拠点だ!(画像は本体が設置されていない「カラ」の状態)[Photo:オービスガイド]
これが新しいタイプの速度違反自動取締装置「半固定式オービス」の拠点だ!(画像は本体が設置されていない「カラ」の状態)[Photo:オービスガイド]

 半固定式オービスとは、電源などを備えた拠点を複数箇所に設け、1台のオービスカメラ本体を、各拠点間で不規則に移動させて運用するという、いわば神出鬼没の方式です。

 生活道路などで三脚にセットする「移動式オービス」も同様に神出鬼没ですが、警察官の立ち合いが必要な仕組みのため、通常は数時間の運用となっています。

 それに対し半固定式オービスは、深夜でも悪天候でも、無人で長期間連続して稼働し続けます。

 そしてある日突然、別の拠点にオービス本体が移動します。

 全国での採用事例を見る限り、半固定式オービスの仕組みは、1台のオービス本体と3か所の拠点によって基本ユニットが構成されています。

 いまのところ、1つの道府県ごとに1ユニットのみの導入となっているようです。

 高速道路や主要幹線道路などに設置される従来の固定式オービスは、常に付近を通る地元ドライバーなら周知の事実となっているものです。

 しかし半固定式オービスの場合、例えそれが空(から)の拠点であっても遠目には判別できないため、通過するドライバーが常に慎重な運転を心がけるようになる効果が期待されています。

 さらに従来の固定式オービスと比べ、半固定式オービスは設置コストを抑えられるメリットもあります。

●「半固定式オービス」の手前には必ず「予告看板」が設置されている!?

 半固定式オービスの手前には、青色で縦長の控えめな予告看板が必ず設置されています。

 文言は「速度自動取締路線」などで、数キロメートル手前から2、3枚ほど路肩に立てられています。

 オービス本体が移動するのに規則性はなく、数日で次々と拠点を移動することもあり、数か月間同じ拠点に留まることもあります。

 SNSなどで「〇〇にオービス本体が入っていました」などの書き込みを見ることがありますが、基本的にその日どこにオービス本体がセットされているのかは、現地へ行ってみないとわかりません。

 半固定式オービスは全てが高速道路に設置されているため、通説では時速40キロ以上の速度超過で光るといわれています。

 フラッシュは白色で、日中でもドライバーが認識できる明るさだということです。

新たに設置されたのは全国「9か所」!

 そんな新たな半固定式オービスが2025年12月、1拠点の新設が確認された後、2026年の3月にはさらに8拠点がつぎつぎと設置されました。

 ここ最近で新設された拠点の場所は、次の計9か所となります。

稼働間近な「半固定式オービス」拠点(画像は本体が設置された状態)[撮影:オービスガイド]
稼働間近な「半固定式オービス」拠点(画像は本体が設置された状態)[撮影:オービスガイド]

■北海道の半固定式オービス 新設ポイント

・道央自動車道 上り(札幌方面):奈井江砂川IC先[N65.4キロポスト付近]

・道央自動車道 上り(苫小牧方面):美沢PA先[S43.9キロポスト付近]

・道東自動車道 下り(帯広方面):千歳東IC先[E13.5キロポスト付近]

■香川県の半固定式オービス 新設ポイント

・高松自動車道 下り(愛媛県方面):白鳥大内IC~津田東IC間[131.2キロポスト付近]

・高松自動車道 上り(徳島県方面):善通寺IC 合流部付近[21.6キロポスト付近]

・高松自動車道 下り(愛媛県方面):高瀬PA~さぬき豊中IC間[33.9キロポスト付近]

■沖縄県の半固定式オービス 新設ポイント

・沖縄自動車道 下り(許田方面):金武IC~宜野座IC間[46キロポスト付近]

※2025年12月設置

・沖縄自動車道 上り(那覇方面):沖縄北IC~沖縄南IC間[19.4キロポスト付近]

・沖縄自動車道 上り(那覇方面):中城PA~西原IC間[8キロポスト付近]

すでに全国で50弱の拠点が稼働中! 今後約10年で全200拠点以上を整備する計画も

 なお半固定式オービスが運用されている地域は、北海道/宮城県/茨城県/栃木県/群馬県/長野県/静岡県/石川県/福井県/京都府/大阪府/和歌山県/香川県/福岡県/熊本県/沖縄県の計16道府県で、拠点の数は49か所となっています(2026年3月末時点 オービスガイド調べ)。

 警察庁交通局の資料によると、2028(令和10)年には84拠点、2037(令和19)年には201拠点にまで増えることになっています。

 大阪府の阪神高速には既に6拠点があり、今後多い県では9拠点や15拠点などと増えて行くのかもしれません。

 ちなみに筆者(オービスガイド大須賀克巳)の生活圏は千葉県ですが、まだ半固定式オービスは無く、黒色の移動式オービス(MSSS)という機種などで速度違反の取り締まりが行われています。

 しかし別の都道府県に行くと、白色の移動式オービスがあったり、レーダーパトカーやレーザーパトカーが活躍している地域もあります。

 ネズミ捕りと呼ばれる定置式速度取締り用の機器も、光電管だったり、ステルスレーダーといった計測機が用いられます。

 そのレーダーも、最近は新型タイプが登場し進化が続いています。

※ ※ ※

 これから春の行楽シーズンが到来し、遠出をするドライバーも増えると思います。

 目的地に早く着きたいと思う気持ちもわかりますが、様々な取り締まりに注意を払いながら運転するのは疲れるし危険です。

 運転の基本は家を少し早めに出て、安全な速度でゆとりを持った運転が一番だと思います。

もっと読みたい方はこちら

Application

高速道路の地図が表示されたスマートフォン

ATISID会員に登録して
もっとお得に、もっと便利に

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード
追加料金なしでアプリも付いてくる!
Page Top