2026.03.01
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クルマの空調は「内気」か「外気」どっちが良い? 「使い分けがわからない」 運転中の眠気は「空調」設定のせい?リスクと対策とは

「内気循環」にするか「外気導入」にするか…どっちが良いの?

 ドライブ中にエアコンを使用する際、空調の設定を「内気循環」にするか「外気導入」にするか迷うことはないでしょうか。

【画像】アツい! これが「すぐに車内を冷やす」方法です。画像を見る!(20枚)

 度々、ユーザーからは「内気と外気の使い分けがわからない」などの声を聞きます。

 そんななか、JAF(日本自動車連盟)がSNSで公開した、空調設定に関する検証結果に対し、ユーザーから反響が寄せられています。

 車内の空気環境は運転の安全性にも直結する重要な要素です。JAFのユーザーテストの結果と、集まったユーザーの声を元に、解説します。

 JAFが行ったテストによると、車内の二酸化炭素(CO2)濃度は、空調の設定によって大きな差が生じることが明らかになっています。

 テストは2台の車両を用意し、それぞれ「内気循環」と「外気導入」に固定して、高速道路、郊外・山道、市街地を走行するという条件で実施されました。

 その結果、最も顕著な差が出たのは市街地での走行時です。

 外気導入で走行した車両のCO2濃度は常に1,000ppm前後で推移していたのに対し、内気循環の車両は最大で6,770ppmに達しました。

 これは外気導入時の約5.5倍にあたる数値です。高速道路や郊外においても、内気循環では4,000ppmを超える高い数値が記録されています。

カーエアコンの「内気循環」と「外気導入」は何が違うのか?(画像はイメージ)
カーエアコンの「内気循環」と「外気導入」は何が違うのか?(画像はイメージ)

 東北大学大学院の専門家によると、CO2濃度が3,000ppmを超えると、疲労感の増加や注意力の低下、さらには眠気や頭痛を訴える人が増加するとされています。

 実際にSNS上でも、「内気で走っていると徐々に意識に靄がかかるような感じがする」「うっかり内気のまま走っていると眠気が出る」といった実体験に基づく声が散見されました。

 基本的には「外気導入」が推奨される結果となりましたが、ドライバーには内気循環を選びたくなる事情もあります。

 特に多いのが、花粉や外のにおいに関する懸念です。

内気循環にするべきタイミングは?

 SNSの反響でも、「花粉の季節は外気にしたくない」「田舎の肥料のにおいがきついときは内気にする」「トンネルや渋滞中の排ガスが気になる」といった意見が多く寄せられています。これらは運転時の不快感に直結するため、切実な問題です。

 しかし、JAFのテストにおける花粉の流入検証では、最近のエアコンフィルターがある程度の花粉を除去できるため、外気導入であっても過度に心配する必要はないとの結果が出ています。

 車内への花粉侵入は、空調設定よりも、乗降時や衣類への付着による影響を考慮すべきという指摘もあります。

 では、私たちはどのように空調を操作すべきなのでしょうか。結論としては、状況に応じたこまめな切り替えが有効です。

 通常時は「外気導入」にしてCO2濃度を低く保ち、トンネル内や前方の車の排ガス、特定のにおいが気になる場面でのみ「内気循環」に切り替えるのが理想的です。

 もし、花粉対策などで内気循環を長時間使用する場合は、最低でも1時間に1回は換気を行うことが推奨されています。

「内気循環」と「外気導入」は適切なタイミングで切り替えるのが望ましい(画像はイメージ)
「内気循環」と「外気導入」は適切なタイミングで切り替えるのが望ましい(画像はイメージ)

 また、ユーザーの中には、窓を少しだけ開けて換気を促すという工夫をしている人もいました。

 CO2モニターを活用して数値を可視化しているという声もあり、空気質への関心の高さがうかがえます。

 安全で快適なドライブのために、漫然とオート設定のままにするのではなく、外の環境や自身の体調に合わせて空調モードを意識的に選択してみるのがいいかもしれません。

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