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2026.02.24
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「中が見えない!」急増するフロントガラスの「ギラギラ加工」は違法じゃないの?「ワルっぽくて怖い…」VS「エアコン効いて最高!」と賛否両論!「謎の反射フィルム」の実状を“警察と施工業者”に聞いてみた!

急増するフロントガラスの「ギラギラ加工」は違法じゃないの?

 近年、街中を走るクルマのフロントガラスが、見る角度によって紫や青、黄色などにギラギラと色鮮やかに反射しているのを見かけることがあります。

【画像】超カッコイイ!? これが急増する「オーロラフィルム」です!(4枚)

 これは「オーロラフィルム(あるいはゴーストフィルム)」と呼ばれるカーフィルムを施工した車両です。

 従来の黒いスモークフィルムやミラーフィルムと異なり、光の干渉を利用してオーロラのようなグラデーションを生み出すこのフィルム。

 ドレスアップ効果だけでなく、赤外線や紫外線をカットし、車内の温度上昇を抑える実用的なメリットも兼ね備えていることから、一部のユーザーの間で人気を集めています。

急増するフロントガラスの「ギラギラ加工」は違法じゃないの?(※画像はイメージ)
急増するフロントガラスの「ギラギラ加工」は違法じゃないの?(※画像はイメージ)

 しかし、ここで疑問が生じます。フロントガラスや運転席・助手席の側面ガラスに色付きのフィルムを貼ることは、法律や車検の観点から問題ないのでしょうか。

 道路運送車両法の保安基準では、前面および運転席・助手席の側面ガラスについては「可視光線透過率が70%以上であること」が定められています。

 後部座席やリアガラスにはこの規定がないため真っ黒なスモークでも問題ありませんが、前方のガラスはドライバーの視界確保のため厳格な基準が設けられているのです。

 この基準について、首都圏の警察署交通課の担当者は過去の取材に「可視光線透過率が70%をクリアしていれば、道路交通法違反にはならず問題ありません」と説明します。

 つまり、フィルム自体が透明に近く、ガラスに貼った状態でも光を70%以上通すのであれば、オーロラフィルムであっても“合法”となります。

 近年このフィルムが急増した背景には、2023年1月に国土交通省が出した通知が関係しています。

 これまで、民間の指定車検工場によって透過率の測定器がバラバラで、「施工業者は車検対応と言ったのに、工場で落とされた」というトラブルが多発していました。

 しかし、国交省が「基準を満たした測定器を使用すること」と検査方法を明確化したことで、施工時点で「車検に通るか」を正確に判定できるようになり、ユーザーが安心して施工に踏み切れるようになったと考えられます。

 この流行に対し、SNSやネット上では賛否両論、様々な反響が寄せられています。

「オーロラフィルム」は賛否両論! 実際コメントではどう思われているのか?

 このオーロラフィルムに対する肯定的な意見としては、「赤外線カット率の高いフィルムを選んだら、日差しのジリジリ感が激減した」「真夏の炎天下に駐車してもエアコンがすぐ効くようになって快適で最高!」「見た目もカッコいいし、機能性も高いから絶対オススメ」といった、実用面の高さを評価する声が多数見られます。

 一方で、懸念を示す声も少なくありません。

「オーロラフィルム」は賛否両論! 実際コメントではどう思われているのか?(※画像はイメージ)
「オーロラフィルム」は賛否両論! 実際コメントではどう思われているのか?(※画像はイメージ)

「横断歩道で待ってるとき、ドライバーがこっちを見ているのか分からなくて怖い」「狭い道ですれ違う時、道を譲ってくれたのかアイコンタクトが取れないんだよね…」「外から顔が見えないし、正直ヤンチャなクルマっぽくて近寄りがたいです」といった、歩行者や周囲のドライバーとの「コミュニケーション不足」を危惧するコメントが目立ちます。

 また、「いくら車内からは透明に見えるとはいえ、夜間や雨の日は確実に視界が悪くなる」「フロントガラス上部にある安全運転支援カメラのセンサーに悪影響が出ないか心配…」といった、安全運転への影響を指摘する声もあります。

 さらに、ユーザーが直面する現実的な壁として「ディーラーでの入庫拒否」問題があります。

「透過率70%クリアの証明書を見せたのに、ディーラーでの定期点検を断られた…」「経年劣化で透過率が下がるリスクがあるから、色付きフィルムが貼ってある時点でダメだと言われた」「泣く泣くフィルムを剥がして車検を通したよ。高いお金払ったのに!」という悲痛な声も。

 実際、一部の正規ディーラーでは、基準を満たしていても「着色フィルムが貼ってある前面・側面ガラス」の車両自体の入庫を一律で拒否するケースが増えています。

 愛知県でカーコーティングやフィルム施工を手掛ける専門業者の担当者は、「入庫拒否を受けて、泣く泣くフィルムを剥がしてほしいという依頼は以前から続いています。ただ、ディーラーに断られても、民間の車検工場やユーザー車検であれば透過率さえ満たしていれば通すことは可能です」と語ります。

 このように、ドレスアップ効果と遮熱性能をもたらすオーロラフィルム。

 しかし、周囲とのコミュニケーションや夜間の視認性、そしてディーラーへの入庫リスクなど、考慮すべき点も少なくありません。

「カッコいいから」「涼しいから」と飛びつく前に、メリットとデメリットを天秤にかけ、専門業者とよく相談した上で施工を検討することが、スマートなカーライフを送るために大切です。

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